政策2018

近年、SNSの普及により世界中に様々な情報が瞬時に拡散していくなか、北朝鮮の核ミサイル開発や世界各地で多発する無差別テロなどにより、日本を取り巻く国際情勢は不透明で予測しづらいものとなっています。

一方、国内では、少子高齢化、人口減少が加速化していくなかで、子育てや介護・医療・社会保障などの課題が深刻化しており、株価の上昇傾向や東京オリンピックの開催などのプラス要因はあるものの、個人や地域が豊かさを感じにくい状況にあります。地域自らが、地域資源を活用して、未来を見据えていかに活性化していくのかが求められています。

明日香村では、1990年から2015年の人口減少率は25%に達し、2017年4月に過疎地域に指定されました。しかし、この5年間では、社会増(転入者数-転出者数)はプラス傾向を維持していますし、観光宿泊者数は2万人弱へとほぼ倍増しており、明日香村への追い風が吹き始めているのではと感じています。

村の未来像として、安心して、暮らしやすく、豊かさが感じられる「夢ある明日香づくり」をめざすとともに、来訪者にとって魅力的で、村民にとって元気が出る「明日香まるごと博物館」づくりをめざして、過疎地域になった今こそ、これからの数年を未来に続く村づくり『飛鳥創造』の時ととらえ、その礎となる具体的なプロジェクトを一歩一歩実現していきたいと考えています。

村の主要プロジェクト

1.阪合地区公有地等住宅開発地の入居促進

2.星野リゾート誘致

3.新庁舎建設推進

4.(仮称)道の駅飛鳥の登録・整備

5.牽午子塚古墳の整備

など

その他の促進施策

1.飛鳥ナンバーの認定《周辺市町村》

2.道路整備/京奈和自動車道《国》

大和御所道路橿原市域の完成供用、大和北道路の整備促進

3.道路整備/県道多武峰見瀬線島ノ庄・石舞台工区事業推進《県》

4.電線類の地中化/県道橿原神宮東口停車場飛鳥線飛鳥地区《県》

など

中期的課題

1.飛鳥宮跡の整備推進《県》

a) 飛鳥宮跡(飛鳥浄御原宮跡)の公有化促進・整備構想事業化
b) 飛鳥京跡苑地整備/部分露出展示を‥

2.高松塚古墳壁画公開施設の整備 《国》

3.出土品の適切な管理と利活用 《国、県、村》

飛鳥池工房遺跡出土品:富本銭、「天皇」木簡 など

4.第5次明日香村整備計画の策定 《県》

5.地方再生計画の策定(対象:企業版ふるさと納税など)《村》

6.世界文化遺産“飛鳥藤原”の登録推進 《県・2市1村》

など